2020/03/31
遺品整理では個人情報の処理も大切
遺品整理では、亡くなった方の個人情報がわかる遺品がたくさん出てきます。
遺品整理を考えている方の中には、個人情報がわかる遺品は適切な処理が必要なのか気になる方も居るのではないでしょうか?
そんな方にお伝えしたいのが、遺品整理時に個人情報の処理を正しく行わないと様々なトラブルの火種になるかもしれないということ。
具体的には、架空請求などのトラブルを引き起こすかもしれません。
そうならないために知っておくべきなのが、遺品整理での正しい個人情報の処理方法です。
そこで今回は、遺品整理を考えている方に向けて、個人情報の正しい処理方法を紹介します。
まずは、遺品整理で個人情報の処理がなぜ大切なのか、その必要性についてお話しします。
遺品整理で個人情報の処理を行う必要性について
遺品整理を行う中で、亡くなった方の個人情報を適切に処理すべきなのかあやふやな方も居るのではないでしょうか?
結論からいうと、たとえ亡くなった方の個人情報であろうと、遺品整理の際に正しく処理する必要があります。
これは、個人情報が漏洩してしまえば、大きなトラブルに繋がりかねないためです。
例えば、遺品整理時に正しく個人情報の処理を行わなければ、架空請求やクレジットカードの不正利用といったトラブルを引き起こしてしまうかもしれません。
また、遺品整理においては、個人情報を適切に処理するように法律で定められています。
そのため、亡くなった方の個人情報だからとずさんな処理方法をするのではなく、正しく処理するようにしてください。
どんなものを適切に処分するべき?
個人情報の漏洩を防ぐために、遺品整理時に適切な処理が必要な遺品は以下の通りです。
- パスポート
- 免許証
- 保険証
- 郵便物
- 請求書
- クレジットカード
- 見積書
- 印鑑
- 通帳
- PCやスマホ
特に最近ではインターネットの普及により、PCやスマホの中身も遺品整理時にしっかりと処理しておかないと個人情報が漏洩する可能性があります。
加えて、故人がSNSや有料のオンラインサービスなどに加入していたケースもあると思います。
その場合、亡くなってからすぐに解約や退会などをしておかないと、個人情報漏洩の危険性があるだけでなくサービス料金が引き落とされ続ける可能性が高いです。
そうならないために、遺品整理時にはネットに関連する個人情報も適切に処理するようにしましょう。
処分方法について
遺品整理では個人情報の処理を正しく行う必要があると知ったところで、どのように処理すればいいのか気になる方が多いと思います。
ここからは、遺品整理の際に個人情報にかかわる遺品をどのように処理すればいいのか紹介します。
公的な書類
まずは、免許証や保険証などの公的な書類を遺品整理で適切に処理する方法についてです。
以下に各公的書類の処理方法をまとめています。
- 免許証 : 警察署に返還
- 保険証 : 勤め先(社会保険の場合)・市町村の担当窓口(国民健康保険の場合)に返還
- パスポート : パソポートセンターに返還
- マイナンバーカード : 市町村の担当窓口に返還
- 印鑑登録証明書 : 市町村の担当窓口に返還
- 介護保険証 : 市町村の担当窓口に返還
- 障碍者手帳 : 市町村の担当窓口に返還
これらは遺品整理時に正しく処理しないと、最も個人情報の漏洩に繋がりやすい遺品になります。
そのため、故人が亡くなってから出来るだけ早くに上記の方法で処理するようにしてください。
ちなみに、これらの遺品を処理する際は、死亡したことを証明する書類が必要になる場合があります。
なので、これらを処理する際は、死亡届などの書類を事前に準備しておくようにしましょう。
クレジットカード
不正利用などのトラブルを防ぐためには、遺品整理時にクレジットカードを正しく処理する方法について知っておくことが大切です。
そのためにはまず、故人が所持していたクレジットカードに関する情報を把握しておく必要があります。
もし、把握できていたなら、サポートセンターに連絡することで解約の手続きを進めることが出来ます。
そうでなかった場合は、解約に手間取ってしまうため、必ず把握しておくようにしましょう。
なお、解約後のクレジットカードに関しては、はさみなどで細切れに処理してから捨てるようにしてください。
PCやスマホなど
先ほどもお話しした通り、最近ではPCやスマホが遺品として出てくることが多いです。
そこで気を付けたいのが、個人情報の漏洩を防ぐためにデジタル遺品を正しく処理することです。
デジタル遺品とは、故人のPCやスマホに残されたデータの事。
その代表的なデジタル遺品が以下になります。
- SNSやオンラインゲームのアカウント
- PCやスマホに保存された写真
- インターネットバンキングや電子マネーなど
このようなデジタル遺品も遺品整理で適切に処理しなければ、個人情報の漏洩に繋がってしまいます。
これらに関しては、解約や退会などで登録情報を抹消したり、復元できないようにデータを削除したりする必要があります。
個人情報の処理は遺品整理業者に任せよう!
形として残る公的書類などの遺品に関しては、遺品整理時に適切な個人情報の処理を自分で行うことが出来ると思います。
しかし、デジタル遺品に関してはただデータを削除するだけでは不十分なため、自分で行うのは難しいかもしれません。
というのも、デジタル遺品は復元できないよう完全にデータを削除する必要があるためです。
例えば、あまり知識がない方がそうした個人情報のデータ削除を試みると、復元されて悪用される可能性があります。
そうならないためには、自分でデータ削除を行うのではなく、専門としている業者に依頼するほうが賢明でしょう。
そこで検討していただきたいのが、遺品整理業者に個人情報の処理を依頼する事です。
遺品整理業者に個人情報の処理を依頼すると、データの移行&整理や完全削除、端末の破壊などを行ってくれます。
さらに、遺品整理を業者に依頼することで、デジタル遺品以外の個人情報にかかわる品を処理する手助けもしてくれます。
例を挙げると、遺品の仕分け時に適切な処理をするべきものを分けて保管してくれたり、その処分方法について詳しく教えてくれたりするはずです。
そのため、デジタル遺品の処理方法について知識がない方や、その他の個人情報にかかわる遺品の処理について曖昧な方は、遺品整理業者に依頼することを検討してみてはいかがでしょうか?
安心してお任せください
今回、個人情報を守るためには、遺品整理時にどのような品を適切に処理しなければいけないのか紹介しました。
また、デジタル遺品に関しては、遺品整理業者に頼んが方が良い理由も分かっていただけたと思います。
そこで、個人情報の処理を適切に行いたい方にご検討いただきたいのが、エコ活サービスをご利用いただくことです。
弊社では、遺品整理に伴う個人情報の処理に細心の注意を払っております。
加えて、デジタル遺品の処理に関しても、専門家が担当するため安心してお任せいただけるはずです。
弊社にご依頼いただければ、故人の大切な個人情報が漏洩してしまうようなことは決してございません。
なので、遺品整理に際して個人情報の処理方法にお困りの方は、是非一度お気軽にお問い合わせください。