【プロが解説】生前整理の3つの注意点は?断捨離との違い

神奈川県・相模原市を中心に生前整理のお手伝いをさせていただいている「エコ活サービス」です。

残された人生をより豊かにするために、またあなたの死後に残された家族の負担にならないように生前整理を始める方が多く、幅広い年代で生前整理が注目されています。

生前整理は通常の断捨離とは違い、注意点が3つあります。

今回は生前整理の注意点を、遺品整理・生前整理のプロが解説していきます。

 

生前整理の3つの注意点

【プロが解説】生前整理の3つの注意点は?断捨離との違い

生前整理は通常の断捨離とは違い、以下のように注意点が3つあります。

    1. 一度に全て整理しない
    2. 「いるもの」を整理整頓する
  1. 1人で生前整理を行わない

ここからは上記3つの生前整理の注意点について、生前整理のプロが詳しく解説していきます。

 

1.一度に全てを整理しようとしない

生前整理の注意点1つ目は、一度に全てを整理しようとしないことです。

生前整理を行う背景はさまざまで、「元気なうちに生前整理がしたい」「施設入居日までに生前整理を終わらせたい」などがあります。

生前整理は持ち物の整理デジタル遺品の整理、、財産の整理、エンディングノートや遺書の作成など取り組むことが多いので、一度に全てを整理しようとするととても疲れてしまいます。

そのため引き出しの中や衣装ケーツ1つだけなど、小さなところから生前整理をはじめていき、スケジュール帳に「この日はここを片付ける」というように予定を書き込んでスケジュールを立てましょう。

 

 

2.「いるもの」に仕分けたものも整理整頓が必要

生前整理の注意点2つ目は、「いるもの」の仕分けした物を整理整頓することです。

生前整理ではあなたの持ち物、財産の主に2つを整理整頓していき、「いるもの」「いらないもの」の2つに仕分けしていきます。

 

「いるもの」に仕分けするものは、以下のようなものになります。

  • 今現在使用しているもの
  • これからも使用する予定がある物
  • 現在もこれからも利用したいインターネットサービスのログイン情報
  • 現在使用している預貯金口座やクレジットカード
  • 貴金属や宝石、骨董(こっとう)品、美術品など売れる物
  • あなた自身が残したい物 など

これら「いるもの」に仕分けしたものは、あなたの死後に「遺品」となります。

 

遺品は、遺品整理の際に遺族がわかりやすいように整理しておくことで、遺族の負担を減らすことができるため、「いるもの」に仕分けしたものをさらに以下の4つに仕分けしていきます。

  1. あなたの死後、中身を確認せずに処分してほしいもの
  2. あなたの死後、中身を確認して不要なら処分してほしいもの
  3. あなたの死後、指定した人に相続してほしいもの
  4. あなたの死後も残しておいてほしいもの

 

生前整理は断捨離のように不用品を処分することと考える方が多いですが、生前整理では「いるもの」に仕分けしたものを遺族に対してわかりやすいように整理整頓することが最も重要です。

そのため、上記のように4つに仕分けした「いるもの」は、衣装ケースやダンボール箱などに入れておき、メモやラベルなどをわかりやすい位置に貼り付けておくと、遺族が中身を把握しやすくなります。

また目に見えるものとして残らないインターネットサービスやSNSのログイン情報や、写真や動画などのデータは「デジタル遺品」になるので、エンディングノートに利用しているサービスやSNSごとのログイン情報をまとめておきましょう。

 

 

3.自分1人で生前整理をしない

最後の生前整理の注意点は、1人で生前整理をしないことです。

生前整理では、あなた1人では作業が進まないことも多くあるかと思います。

例えば不用品の処分で、家具や家電など大きく重たいものや高所にあるものの整理の他に、貴金属や宝石などを残す際はそのまま残すべきか、売って現金化すべきか悩むことが多いと思います。

また法律で書き方が定められている遺言書も、生前整理で悩むポイントになります。

これらのことは相談できる相手がいないと、生前整理そのものに挫折してしまいやすくなるので、生前整理アドバイザーに相談する他に、葬儀社・自治体などが実施する「終活相談会」や「生前整理相談会」のようなイベントに参加してみましょう。

よくあるトラブルが、自分で遺言書を作成する「直筆証書遺言」を作成したが、正しく作成されていなかったがために無効になり、親族間の争いに発展するケースです。

このような事態は誰もが避けたいと感じると思うので、遺言書の作成は弁護士や司法書士などのアドバイスを受けた方が安心です。

 

 

まとめ

生前整理は想像以上にやることが多いので、1人で生前整理をするときは注意点が3つあります。

  1. 一度に全て整理せず、小さなところから少しずつスケジュールを決めて取り組む
  2. 「いるもの」に仕分けしたものは、さらに4つに再度仕分けを行う
  3. 1人で生前整理を行わず、専門家に相談しながら勧める

 

神奈川県・相模原市の「エコ活サービス」では、あなたの生前整理をお手伝いさせていただいております。

生前整理だけではなく、不動産の整理や解体、貴金属や宝石などの買取サービス、ハウスクリーニングも実施しておりますのでお気軽にご相談ください。