2020/03/27
特殊清掃とは?遺品整理との違いはあるの?
きっと、多くの方が身内には孤独死をしてほしくないと思うはずです。
ただ、ご家族などが一人で住んでいる場合、そうなる可能性は拭えません。
そんな方に知っておいて欲しいのは、遺品整理に関わる特殊清掃についてです。
しかし、注意していただきたいのが、個人で特殊清掃を行う場合は大きなリスクがあるということ。
基本的には、特殊清掃は遺品整理業者に依頼したほうが無難です。
そんな特殊清掃について、遺品整理との違いやどんな状況下で必要になのか解説します。
まずは、遺品整理作業に伴う特殊清掃とはどんなものなのか紹介していきます。
特殊清掃とは
遺品整理を検討している方の中には、「特殊清掃」というワードを聞いたことがある方も居ると思います。
ただ、特殊清掃について詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?
特殊清掃とは、遺体が腐敗することにより、ひどく汚れてしまった現場を原状回復する清掃作業の事です。
例えば、遺体の発見が遅れてしまった場合、血液や体液などが漏出してしまうことがあります。
それにより、部屋が汚れたり強烈な臭いが充満したりするのですが、それを元通りにするのが特殊清掃です。
なので、特殊清掃は遺品整理作業の中でも、特に時間を要し手間がかかる作業になります。
どんな違いがある?
特殊清掃について知ったところで、遺品整理との違いは何なのか気になる方も居るのではないでしょうか?
そこでここでは、遺品整理と特殊清掃の違いについて紹介します。
先ほどもお話しした通り、特殊清掃とはひどく汚れたお部屋を原状回復する作業の事です。
特殊清掃には、それ以外の作業が含まれていません。
そのため、特殊清掃は清掃作業のみを指す言葉となります。
一方で、遺品整理とは文字通り故人の遺品を整理することです。
そして、遺品整理は特殊清掃と違い、いくつかのステップに作業が分かれています。
その大まかなステップが以下の通りです。
「訪問見積もり→契約→(特殊清掃)→仕分け→買取→搬出・不用品の処分→清掃→確認→支払い」
もし、訪問見積もりの時点で特別な清掃が必要だと判断された場合は、「仕分け」の前に特殊清掃作業が入ります。
実は、遺品整理には特殊清掃作業も含まれます。
このように、特殊清掃と遺品整理の最も大きな違いは、行ってくれる作業の数となるのです。
必要なケースについて
特殊清掃が必要なケースはいくつかあります。
それでは、どのような状況で特殊清掃が必要になるのでしょうか?
数あるケースの中でも最も多いのが、ご家族やご親戚が孤独死してしまった場合です。
この場合、どうしても亡くなってから発見までが遅れてしまいます。
そして、発見までが遅れるほど、遺体の腐敗は進行してしまい深刻な状況になります。
このような状況だと、特殊清掃を必要とすることが多いです。
加えて、亡くなった故人がごみ屋敷に住んでいた場合、同様に特殊清掃が必要となります。
これは、ごみ屋敷の場合も蓄積された汚れや臭いがひどいことが多いためです。
なので、ごみ屋敷を元通りにするため、特殊清掃を必要とするケースもあります。
その他にも、事件があった現場や自ら命を絶たれた方が住んでいた部屋などでは特殊清掃が必要なこともあります。
そのため、以上のような状況にある方は、遺品整理業者に特殊清掃を依頼するようにしましょう。
自分でできる?
遺品整理とともに、特殊清掃も自身で出来ないのか気になる方も居ると思います。
結論からいうと、特殊清掃を自身で行うことは出来ません。
なぜなら、特殊清掃には大きな危険が伴うからです。
例えば、亡くなった故人が肺炎やHIVなどの病気を患っていたとすると、漏出した体液にはウイルスが含まれています。
それに触れてしまったり、気化した体液を吸い込んでしまったりすると感染してしまう可能性が高いです。
なので、特殊清掃を行う場合は遺品整理業者でさえも、防護服を着用するなど万全の準備のもと作業に取り掛かります。
そんな特殊清掃が必要な現場では、遺品整理も難航する可能性が極めて高くなります。
これは、遺品にも臭いや汚れが染みついている場合が多いからです。
そのため、特殊清掃が必要なほど凄惨な現場では、自身で行うのではなく遺品整理業者に依頼するようにしてください。
遺品整理に関する疑問をお聞かせください
当ページでは、遺品整理作業に含まれる特殊清掃を自分で行うのは難しいと紹介しました。
それにより、特殊清掃を遺品整理業者に依頼してみようかなと考えている方も居るのではないでしょうか?
そこで、特殊清掃や遺品整理を依頼したい方に検討していただきたいのがエコ活サービスです。
エコ活サービスでは、特殊清掃も含めた遺品整理にかかわる全ての作業をご依頼いただけます。
なので、遺品整理の作業ごとに業者を選ぶといった手間が省けるため、お客様の貴重なお時間を節約していただくことができます。
遺品整理に関して何か疑問がある方は、お気軽にお問い合わせください。